大東亜戦争で日本が負けた理由は?経済面で考えてみよう
参考にした本
- 作者: 上念司
- 出版社/メーカー: ベストセラーズ
- 発売日: 2015/01/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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大東亜戦争とは
日本とイギリス・アメリカ・オランダ・中国・オーストラリアを含む連合国との間に発生した戦争のこと。
※戦時用語としてGHQに使用を禁止された
戦時の戦費が異常だった
使われた戦費はなんと…4400兆円
ちなみに現在の国家予算は約94兆円と言われています。
そして当時の『国家予算』と『戦費』の比率は72倍で、増税や徴収をしても到底賄える金額ではありません。
名称 | 戦費とGDPの比率 |
---|---|
日清戦争 | 0,17倍 |
日露戦争 | 0,6倍 |
大東亜戦争 | 8,5倍 |
大東亜戦争の戦費はとても多く、上記の通り通常の方法で調達するのは不可能でした。
なので戦費の大まかな部分は日本銀行の国債で賄われました。
日本史の江戸時代みたいに、お金がたくさん出回ると『貨幣価値』が下がるので当然インフレーションが起こります。
アメリカの戦費は3000億ドルで、GDPは920億ドルだったので比率は3,2倍でした。
アメリカと比べると大東亜戦争は国力を完全に無視していることが分かり、GDPの3倍しか負担が無かったアメリカに、経済面の時点で勝ち目が無いのは当然です。