ひっきー政治

政治関連の意見や批評

侵攻された非武装中立国の末路を知ってほしい【9条改憲】

非武装中立

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非武装中立国って聞こえは良いですけど実際は悲惨な歴史を持っていたりします。
日本も同じ道をたどるわけには...


アイスランド

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アイスランドは歴史上一度も軍隊を保有していません。
(※現在は警察が国防の役を担当している)
しかし、警備隊は近代的な軍事力と比較した場合劣ってしまうので、アイスランド本土の防衛は条約に依存しています。


第二次世界大戦時、アイスランドは″中立″を世界に宣言して戦争に首を突っ込まない方針になっていました。
ところが、ドイツを指導するヒトラーデンマークを占領したことによって、イギリスは地理的な理由で国防面が不利に。


はい、そうです。


その影響によってアイスランドはイギリスに占領されました。
(※アイスランド王国の滅亡)



イギリス『独立の支援するから参戦しろ。』

アイスランド『無理です。』

アイスランド『この攻撃は我々の中立と独立を侵すものである!損害賠償を請求する!』


この事例から学べば、平和憲法全く効力が無いというのがよく分かります。


ハイチ

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当時のハイチでは軍事力を持たず、小規模の警備隊だけで国防を担っていた。
そのため、1940年辺りから幾度にも及ぶクーデターにより、首都を占領されてアリスティド大統領は亡命。
さらに憲法改正によって日本同様に軍が廃止された。


現在ハイチにはアメリカとフランスの管理下におかれていて、2011年からは治安維持のためにエクアドルが軍の創設準備をしている。


モルディブ

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1965年にモルディブ・スルターン国として独立してから、軍隊を保有していません。
1988年に国内の実業家が雇った傭兵部隊によるクーデターが発生します。
軍事力を持っていないモルディブは、友好国のインドによって支援を受けて傭兵部隊を抑えました。


国内や対外の勢力を危険視し、そしてモルディブは2006年に国防軍を創設することになりました。


ルクセンブルク

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1839年ルクセンブルク大公国は『非武装中立』を掲げて独立に成功した。
しかし、第一次世界対戦が始まると、フランス侵攻作戦を大義名分にしたドイツ軍に占領された。



ルクセンブルク『中立を侵害する行為!』

ドイツ『敵意は無い。』

抗議したがルクセンブルクの中立は受け入れられなかった。


第一次世界対戦が終わり、第二次世界大戦が始まると、ルクセンブルク再びドイツに占領される。
その際に、ルクセンブルク政府と代表のシャルロット大公は国民を捨てて中立国であるスペインへ脱出した。


フランスはルクセンブルクの『非武装中立』を守るために援軍を送った。
ルクセンブルク国内でも軍が衝突して、国民の5万人がフランスへ、4万人が国内内の非戦闘区域へ避難しました。

※国内で激しい戦闘が行われなかったために被害は比較的少なかった。


この国と他国の相違点は、政府が非武装永世中立国を止めて軍事力を持ったことです。


ルクセンブルクは過去を学んだ″


ベルギー

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永世中立国であったベルギー王国は、フランス侵攻作戦を掲げていたドイツ軍に占領されました。

※中立保障協定でイギリスはベルギーの支援をしていた。

ドイツ軍に抵抗をし続けたベルギーでは、民間人が5500~6500人が処刑された。
この戦争によって植民地とされたベルギーは、貧困に陥って失業者が増大した。


戦争への意識が向上したベルギーでは、永世中立国を廃止して『不偏中立国』に方針を変えました。
国を守るために国境には要塞を設置するが、第二次世界大戦ではまたドイツ軍に侵攻されてしまいまひた。

現在では、中立主義をやめて集団安全保障を重点に置いて軍事力を持ちました。


まとめ・参考書籍

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今回の記事はどうだったでしょうか。


『非武装』と『中立』がどれだけ危険なのか理解できたはずです。
ここから学んだことを忘れずに、日本の未来を考えてください。


以上、侵攻された非武装中立国の末路を知ってほしい【9条改憲でした。



参考書籍