トランプの貿易戦争は危ない-関税
事の発端
3月8日米国大統領トランプが、輸入される鉄鋼の25%、アルミニウム10%の関税を課す大統領命令に署名した
全ての国を狙った措置だが、メキシコとカナダは一度外した
※北米自由貿易協定の再交渉を有利にするため
米国鉄鋼業界は既に人手を必要としない。生産者と加工をする企業が揃っているため、海外の鉄鋼製品は邪魔なのだ。
過去に米国の鉄鋼労働者が半分に減少した時、関税をかけて雇用者を増やそうとした。
当時、労働者が減少した理由は『輸入品のせいではなく』、鉄鋼の効率生産が可能となったからだ。
関税に対する反撃
米国を訪問したスウェーデン首相は欧州連合(EU)と共に『関税の対抗する』と公言した
それに対しトランプは、追加で欧州車の関税を25%にすると警告した
そもそも世界貿易機関(WTO)によると米国のような先進国は勝手に関税を課すことはできない
この事をWTOに訴えることもできる。
しかし、WTOが決定を下すには少なくとも数十ヶ月はかかり、米国が敗訴してもトランプ政権が承服しない可能性もある。
EUはモーターサイクル、バーボン、ジーンズなどの製品に関税を課すと表明
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